Den設計室 一級建築士事務所
6 valoraciones

梢 〜大切な暮らし〜

市街化調整区域内ののどかな風景。
周辺は畑が多くゆったりとした時間が流れる環境。
「森の中で寝転がっているような気持ちのいい家」
とご希望されたクライアントのための木の家。
(埼玉県所沢市)

たくさんのご要望を受け止め、
再整理し、
優先度の解釈、
ほしいもの、あとでいいもの、
インテリアのイメージ、
家族の風景、
暮らしの風景、
多くの時間を共有してできた木の家です。

◾️ 大きな窓
こだわりのひとつに大きな窓のご要望。
1間の幅をオープンにできる窓がふたつあるリビング。
引き分けられるように設置したので、
リビングからは、窓の存在を消しながら、
外部空間の庭と一体化できる関係。
内と外の関係は、ウッドデッキがゆるく繋いでくれる。
前面道路を行き交う車や人が気にならない環境を
読み解いておくこともとても大事。

◾️ フリーな時間
リビング前の軒下ウッドデッキに干し柿や野菜を吊したり、
庭木のブルーベリーを摘んだりできる軒下空間。
深呼吸して柔軟体操。
ぐーっと体を伸ばして気持ちをリセット。
畑仕事のお茶休憩に、
日向ぼっこしたり、おしゃべりを楽しんだり。
昆虫見つけたり、新緑やお花、野菜の収穫。
夏にはスイカと花火かな、蚊取り線香つけながら。
フリーな時間を大切にする場所。

◾️ ワークスペース
キッチン近くのワークスペース。
パソコン、ミシン、仕事に必要な道具や書類。
書斎のような個室ではないオープンなスタイル。
小さな子供たちがしていることを見守れるような環境。
学校の宿題を見てあげられるような場所。
お料理しながらも全体が把握できるような関係性で。

◾️ 普段使いを動線で
納戸とかクローゼットとか、プランニングにはとても大事な検討事項のひとつ。
使い勝手も同時に考えておきたいです。
例えば、仕事や学校へ行く時の持ち物、カバンとか帽子とか上着とか。
朝のドタバタ時間に、あっ忘れ物!ありますよね。
2階まで取りに行くこともあるわけですが、
玄関手前の動線上にあったら使い勝手がとても良い。
各家庭で違う優先事項。
こうでなきゃいけないことって皆それぞれです。
だからこそ一日の流れをイメージし、
クライアントと設計者が共有することはとても大事。


写真では読み取りにくい風景をいくつか。

◾️ 風景1
2階の東窓から差し込む朝陽。
吹き抜けを通り抜け、建物奥まで差し込む朝陽。
朝陽を感じながらの朝ご飯。

◾️ 風景2
2階寝室から見える風景。
2階寝室は、吹き抜けを挟んで南の庭や前面道路を望むことができる関係。
就寝時、つまり、寝転がると道路が見えないちょうどいい高さになる。
そこは空中に浮いたような景色が広がる。朝起きた時に広がる風景。

◾️ 風景3
ゆとりのある土地のため、ぐるぐる回れる建物廻り。
小さな子供たちにとってはそこは遊びのスペース。
建物廻りをぐるぐる回る。
楽しそうに自転車でぐるぐると回る。
大きな窓の前を笑顔で通り過ぎたり、
道中つまづくことだって時にはあるし、
待ってほしいのに先に行っちゃうお姉ちゃん。
一周回ってきたら今度はグズる時だって。
それでもぐるぐるは続くのです。
お姉ちゃんの後を追いたいから。
そんな一風景をリビングから。
まるで窓が舞台みたいな感じです⭐︎

◾️ 風景4
屋根付きの縁側(ウッドデッキ)。
建物の正面につくった縁側。
前面道路から玄関までのアプローチで必ず目にする場所。
屋根付きのため、雨を受ける「樋」にも気配りです。

瀬尾製作所
鎖樋 SEO RAIN CHAIN 玉tama

ご縁あって、鎖樋を使ってみました。
縁側の木部や植栽との相性もとてもいい。
高いデザイン性ですが、とてもシンプルな形状だからこそ、
自然な素材と風景がなじむ。


ひとつひとつの風景が大切な暮らし。
Año del proyecto: 2021
LDK
LDK